土木学会関東支部栃木会 土木学会関東支部栃木会
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“とちぎ”の土木遺産
平成29年度 土木学会選奨土木遺産
わが国の鉄道草創期に建設された 『東武鉄道 渡良瀬川橋梁・砥川橋梁』 を
ご紹介いたします。


東武鉄道 渡良瀬川橋梁・砥川橋梁
(とうぶてつどうわたらせがわきょうりょう・とがわきょうりょう)
○所 在 地:@渡良瀬川橋梁:栃木県佐野市〜群馬県館林市
       A 砥 川 橋 梁: 栃木県日光市
○完 成 年:@渡良瀬川橋梁:1914(大正3)年頃
       A 砥 川 橋 梁: 1896(明治29)年製、1946(昭和21)年転用
○名称・構造形式等:
 わが国の鉄道建設の草創期において、橋梁の設計を指導したのは平成29年まではイギリス人技師、
シュナイパーであり、その後を担ったのがアメリカ合衆国の技師クーパーとシュナイダーである。
 イギリス系トラスは、経験則重視による骨太の部材を用いた重厚感に特徴があり、アメリカ系は
合理的設計に基づいた細身の部材を用いたところが特徴とされる。

   @渡良瀬川橋梁
     東武佐野線に架設されたクーパー型トラスでアメリカン・ブリッジ社製の橋梁である。
    クーパー設計にトラス桁は、100ft・150ft・200ft・300ftが基本となる。
   この渡良瀬川橋梁は200ftで2連の曲弦プラットトラスであり、また、150ft以上の桁の
   結合にはアイバーと呼ばれる目玉型に仕上げた部材が使われたが、本橋梁の下弦材にも
   用いられている。
   アイバーを用いたピン結合および細身の鋼材による繊細さなど、アメリカ系トラスの特徴が
   随所に見られ、それはそのまま歴史的価値といえる。さらに、円形ウェル3基に小アーチを
   載せた煉瓦橋脚は隅石飾りとも相俟って風格が漂い、ことさら美しい景観を呈している。

   A砥川橋梁
     明治29年に英国ハンディサイド社で製作されたトラス1連を昭和21年に転用したものである。
   東武鉄道鬼怒川線に架かるこの砥川橋梁は、大正8年の下野軌道の開業に伴い架設された初代の
   橋梁の老朽化により常磐線阿武隈橋梁から転用された。ハンディサイド社のリボン型の銘板も
   確認することができる。
   英国製から米国製への移行期における細身の部材による米風英製トラスであり、
   希少性も高い。

○管 理 者:東武鉄道株式会社
  ⇒詳細を見る

●過去に認定された“とちぎ”の土木学会選奨土木遺産
平成14年度認定 晩翠橋
平成17年度認定 宇都宮市水道施設群
平成19年度認定 境橋
平成20年度認定 黒川発電所 膳棚水路橋
平成21年度認定 旧須花隧道
平成22年度認定 鬼怒橋
平成23年度認定 五行川橋梁・小貝川橋梁
平成24年度認定 東京動力機械製造株式会社
                             地下工場跡
平成24年度認定 栃木県の防空関連施設群
平成25年度認定 所野第一発電所外山原取水
                             施設
平成26年度認定 日光稲荷川流域の砂防
                      堰堤群
平成27年度認定 足利市近代水道施設群
■平成28年度認定 わたらせ渓谷鐵道関連
             施設群


   
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